コミュニティFMの作り方について、何回かにまとめていきたいと思います。
先日、とある企業が、コミュニティFMの設立のためのヒアリングに来てくれました。
だいたいどの局がこられても毎回聞かれるのは3つです。
①資本
②経理
③運営
コレです。
実際、この段階で、つまり、他の局にお話を聞きたい。という状況の時には、多くの場合、電波の空き状況の確認は終わっており、”周波数が取れそうだ”というところまでいって、ようやく「他所でお話を聞きたい」となることが多いようです。
ですが、この周波数の空き状況がわかった時には、運営したい、立ち上げたい、関わりたい、という数名の人が議論を重ねている段階に入っていて、その時にはすでに、運営案の話が出ている状況になっています。
さて、それはさておき、「電波の空き状況はある」「一緒にやってくれそうな仲間がいる」という状態でヒアリングに来ると、まずは聞きたいことを聞きます。
「運営は大変ですか?」と。で、「大変です」と答える
「どんなところが?」となると、売上が、スポンサーが、クライアントが、となる。
「どうやってますか?」となってくると、具体的な打ち手の話を説明し、そんな具合にどのように運営しているかをジワジワと聞いてくるわけです。
ひとしきり聞くと「大変だなぁ」となりまして「どうしたものか....」となります。
で、ここまで来て初めてこちらから質問します。
「では、どんなラジオ局であって欲しいですか?」と聞きます。
そして、「それはなぜか?」と繰り返しながら色々とお話を聞きます。
次に、「どんなラジオ局にしたいですか?」と聞きます。
そして、「それはなぜか?」と繰り返しながら色々とお話を聞きます。
これを繰り返していくことで、相手の方が目指しているラジオ局の姿が見えてきます。
それが明確になり、目的や方向性が見えて、ようやく①資本②経理③運営の話ができるようになります。
というわけで、まず最初は「どんなラジオ局にしたいか?」を明確に持つ事が大切です。
それが無ければ、仲間もお金も集められません。
次回は「どんなラジオ局にしようか?」と題したお話をしてみます。
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