2015年7月20日月曜日

【閑話】競技場とか自衛隊とか宇宙開発とかのお話。

最近のFacebookを見ていて、どうにも解せないことがある。冬季限定で現れるみなとみらいのスケート場の氷くらい、上辺だけでスイスイすべっているように思えてしまう。

まずは、競技場。
IOCで日本団は、スタジアムのデザインは決まり、4500億円のお金もある(当時の都知事である猪瀬さん発言)、放射線も問題ナッシング。というプレゼンをしたはずだ。それで、開催地に選ばれたはずだ。日本が多いに湧いたのが少し前。そういうプレゼンして採択されたなら、それを全うすべきだと思う。お金かかりすぎだろうがなんだろうが、提案した全てを実行する責任があるのではないかと思う。そもそも世界でも人件費が高い地域の日本の建設費を「建設費」の一言で比較していることにも疑問を感じる。これは、お金があるとかないとかではなく、筋の問題として、国の責任でどうにかしてほしい。

コンペにかかった費用は果たしていくらだったのか。もし、コンペは採択されたザハの案を却下となったら、コンペは無効となる。仮に、エントリーしたすべての建築事務所が「制作費返して」と訴えたらどうなるのかな。コンペに負けたならまだしも、条件に見合わない案を採択して、結果的に無効になるコンペに参加していたとしたら、どうにも解せないって人もいるだろうに。そもそも、建築界における安藤忠雄氏の位置もナカナカ微妙かもしれない。建築界の恥ではなく、安藤忠雄氏個人の恥として切り離しているのかもしれない。国会議事堂のコンペもいろいろとあったようだけど、完全に無効となる「ゼロベース」はマジでありないと思う。歴史的にもないのではないかしら。あるのかな。

国も東京都に、建設費、500億円くらい持ってくれない?という相談をしたらしいが、舛添さんは聞いていないと応えたと報道されていた。前知事が約束したことは私とは関係ありません、というものなのかな。中長期的な計画実行が出来ないってことを意味している。それに、「相談」に対して「聞いていない」という応えは成立しない。メディアの報道の仕方が問題なのかわからないけど、意味がわからない。
仮にお金を出して、国立競技場が東京都が自由に使えるようになったどうなのかな。施設利用料は東京都はタダ。3〜5年でペイできないかしら。みたいなことを検討しても良いと思う。

こんな東京都に見切りを付けて、国がなんとかお金をかき集めて、意地を通して欲しいところだ。デザイン変える、と言われたIOCも、では、採択はなしで。くらい言ってくれてもよかったような気もする。

そこで、結構がお金かかるので、今後、国民が活用できるようなそんな競技場へと転換していきたい。施設のメンテナンス費用が必要なら、一部を貸事務所でも作ろうか、様々なイベントができる場所を作ろうか、飲食店のテナントもたくさん入れてみるか、とか、そういう地味な作業を積み重ねて、問題なく運営できる、と言ってもらいたい。


あと、アテネオリンピックの残骸の記事を見せて、日本に作る競技場がムダじゃないかという論調。いやいや、日本人がすることと、ギリシャ人がすることを同列にするにはムリがある。同じになるとは考えにくい。だって、あのギリシャですよ?と言いたい。ラフな服装の国会もまた国民性を現しているのだろうと思う。僕は日本人の勤勉さに誇りを持っているので、アテネのようになると言われても、ならない、と言いたい。日本人はちゃんと学んで反省するからね。もちろんそうでない人も多いけど。


続いては集団的自衛権。
何をしでかすかわからない国が隣にあり、ミサイル打ってみたり、誘拐しちゃったりします。これは脅威です。
例えばですが、ヤクザが鉄砲玉を送り込み、返り討ちにあって死ぬとなると、報復と称して抗争へと発展するのかな。相手のシマで横柄な態度を取り、怒らせて、手を出させる。それを理由に抗争になるとか、まぁ、とにかく最初にちょっかい出した方がペースを掴むことになります。政治家からしたら、某国へ交渉を行ったりすると、「こいつらが戦争をしてくることはない」と高をくくられている感があるんではないかと思う。
拉致被害者、北方領土、尖閣とか、自国の財産や自国の民を守るには、今の法律では都合が悪いと思っているのかな。一方でどうにかして!、と国民は訴える。けど、交渉材料も持てず、脅威を与えられない、結果的には相手のペースになる。こんなことではいつになっても領土や国民を守ることはできないのではないかというのが政権の本音だろうか。
一方、違憲であることは専門家を含めて認めるところであり、さらには、憲法9条は、共生の思想を根に持つ日本人らしい一文として誇るべき財産だと思う。


国民の命や財産を守りたい、という大義。ここは皆、賛同するでしょう。
でも、守るために戦争とかしやすくしておきます、というのは、本当にそれしか解決策がないのでしょうか?と言いたい。というか、反対するにしても、他の解決策を示して欲しい。
んー、例えばですが、拉致されているのであれば、特殊部隊を使う傭兵を使うありとあらゆる手立てとお金をかけて、誘拐し直すとかね。結局、経済制裁をすれば、生きているかもしれないよ、と言って交渉をしやすくするんじゃない?つまり、拉致被害者は、交渉の有効のカードとして使われてしまう。誘拐されていることがわかっているなら、なぜ、書記長の息子が来た時に拘束しなかったのか。戦争をすることの了承を取ろうとするのは間違いで、拉致被害者が最後の交渉のカードになっている状況そのものを変えない限りは、この脅し合いは終わらない。方法は問わない、とにかく、返してもらえれば良いのではないかと思うのです。
あとは、そうだな、尖閣に高級ホテルでも作りましょうよ。誰のものでもないような扱いをせず、明確に自分たちの土地だとしっかり主張すべきだと思う。


結局、日本人の美徳である、推して計るべしとか、そういう姿勢は、あくまでも日本人同士に通用するものであり、国際社会においては、明確に主張することが大切だと思う。

コンサルの仕事をして感じたのは、日本人は軋轢やコミュニケーション摩擦を、とにかく割ける傾向にあり、それがゆえに大切なこと、物事の本質を先延ばしにし、一部の人たちの利権で決めた内容で物事が進んで行く。進み出して、いざ、決を取ろうとするとみんなで騒ぎ出す。しかし、その時にはすでに遅い、みたいな具合。こんなことをこれからも続けて行くのか。そんなものにつき合っていたくない。

議会制民主主義は、推して計る日本人には不向きな制度としか言いようがない。安倍政権についてもなんだかんだ1/3は支持をしている。これだけ騒いでいるように見えても、見えていないことに想いを巡らせる必要がある。恐らく1/3は、日本が戦争へのハードルを下げられれば、いろいろと交渉できると思っているのかもしれない。

でもそれは間違いだ。やっぱりちゃんと考えないといけない。
まず、そもそも、交渉が下手なので、そのカードの切り方すら間違える可能性が大きい日本人に、戦争しちゃうかもよー、なんて交渉が出来るはずもない。さらには、既成事実を作ってしまうことで、国際社会というか、兄貴アメリカの言いなりになる可能性が高い。
よって、集団的自衛権の行使が出来ます、というのは、脅しにはならないし、言いように使われてしまう可能性が高いということ。
あと、自衛隊員で戦争になるの反対な人には辞めてもらいたい。上官に言われたから、という理由で戦地に行くようであれば、恐らくそこで起きることに耐えられないのではないかな。自ら進んで行きたい人もいると思う。マシンガンを持って内線地域に侵入した人が居たようにね。

個人的には、日本はアジア経済圏をまとめ、アメリカと共生するためのアイデアを出して実行するしか、周囲の国々と共存する方法はないと思う。そのことに注力すれば、拉致被害者の問題もアメリカの軍事基地としての役割も、すべて解決するのではないかな。時間はかかるが確実に解決できる。アジアとアメリカの調和を保のが日本の役割として割り切り、そうやってその役を買って出る事で、日本はアジアにも、アメリカにも必要とされる国のなるべきだと思う。日本は、アジアとヨーロッパの国々、皆が発展できるようなアイデアを出し、実行し、世界の貧困を救おうよ。プラントで食料が効率良くできる技術を開発し、エネルギー消費が一桁下がるような高効率なシステムを開発し、皆で地球に暮らし続ける方法を真剣に考える。そのためには、やるべきことはたくさんある。グーグル先生はそれに気付いているかもしれない。彼らのサービスは地球規模だもんね。



昨日の夜、宇宙ステーションで働く人たちの番組を見た。各国のクルーが、人類のために働いている。そうなって欲しいと切に願う。1つの地球の中で起きている様々なことは、宇宙からの映像を見ると、実にちっぽけなことのように感じてしまった。

だけど、跳ねっ返りな部分も欲しい。映画「セッション」を見て感じた。

道徳的観点とかそういうのは抜きに、純粋な戦略として考えるなら、一番最初に宇宙空間で子供を生む人が日本人なら、今後、宇宙開発をリードできるかもしれない。そして、これは、宇宙開発を行う上で避けて通れない問題でもあると思う。

宇宙で暮らしてみたい。

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