2014年5月26日月曜日

【閑話】マクドのポテトの17の原料が明らかに!だって。

http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-11582746530.html#cbox

こういう記事って無条件に広がるからなんだかなぁと思います。

17の成分のうち、全部ではないですが、いくつかを調べてみると(だいたい10分くらいの所要時間でしょうか)、いろいろと知識を得られました。

シェアする方の中にそういう方がどれくらいいらっしゃるのか。

17の成分については、一部を除けばごくごく一般的なもののようです。

色の保持に使われているナトリウムの説明はラディッシュボーヤのサイトにありまして、解説にある「ピロリン酸二水素ナトリウム」が同じものかはわかりませんが、「ピロリン酸塩の中では、比較的よく使用されるものであり、かんすい、膨張剤の成分として、また、食品のpH調整の目的や、プロセスチーズ等における乳化塩として使用される。」と書かれています。

また、ポリジメチルシロキサンは、こんな具合。
http://daijiten.radishbo-ya.co.jp/outline/704.html
シリコーン油は体内に吸収されず出ちゃうのもあるようですね。

で、実際には、パッと見ただけでわからないわけですよ。

さて、問題のごく一部が何かということですが、こういう方々が騒ぎたいのであれば、THBQ :tert-ブチルヒドロキノンについてでしょうね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Tert-ブチルヒドロキノン
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~抜粋~
冷凍魚と魚製品で許可されている添加の上限値は1000 mg/kgである。
~抜粋~
日本では食品添加物としての利用が認められておらず、TBHQを含む食品の輸入・販売が禁止されている[5]。
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ちなみに、過去にこれが検出された例がありますが、検出量は諸外国の指定範囲内ではあります。
http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/008_topics/files/topics_070207.htm


さて、ここまで来てもう一度よく見てみましょう。

http://www1.mcdonalds.ca/NutritionCalculator/IngredientFactsEN.pdf

この原材料の発表は、アドレスを見ると、カナダのマクドナルドのようです。よって、日本であーだこーだいっても、「日本のポテトの成分は異なる可能性がある」という大前提があると思われます。ブログの内容を鵜呑みにして、国内のマクドナルドを指して「だから食べないんです」と言われても、なんだかなーと思ってしまいます。

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