2015年3月17日火曜日

【閑話】MacBookとAppleWatchが示す未来。

新しいMacBookが発表されました。随分と思い切ったことをしたものだなーと思いました。ポートが1つで、そのことについては、皆さん、賛否わかれているようです。私はメチャクチャ欲しいです。買うタイミングというか、買えるタイミングいつかなーという感じですけど....。Airが欲しいと思っていたのですが、辞めます。これは、iPad以来の衝撃?ですね。

人は新しい方向を示されると、それを拒絶するか、受け入れるかの選択をすることになります。新しい価値を示されたときの反応としては普通なことです。

拒絶した人のその後は、拒絶し続けるか、途中で受け入れるかになります。では、受け入れた人はどうなるのでしょう。よくよく考えてみてください。実は、受け入れた人たちの中では「僕ならこうする」「私ならこうする」という、その文脈の中での意見を述べるようになるのです。

例えるなら、こんな感じです。
砂浜に立っていて、ボートがあるとします。最初の選択は、陸を行くか、海を行くか、です。そこであなたは海を選択しました。そうして海を移動するうち、オレならあっちの陸を目指したい。私なら、向こうの陸を目指したい、というように、海に出ることを決めたはずなのに、結局、陸を目指し、どこの陸を目指すのかで揉めるわけです。

この場合の正解は、「海の果てを見に行こう」とずっと西を目指すとか、そういうことです。で、結果、陸に付くことはあっても、海から見えている陸を目指すのは全くのナンセンスなわけですね。

アップルはこれまでにも、いろいろなモノを切り離してきました。これはパソコンという道具だけではありません。iTunesは、CDというメディアを切り離したし、iTunesストアによって、それが拡大し、ソフトのパッケージも無くなった。Airでは、ディスクドライブも外したし、付いていると便利そうなものもどんどん外してきた。そして今回のポートもそうだ。

移動が多くなり、あちこちで仕事していると今はいろいろなところにコンセントがあって便利だな、と思う。移動中にUSBの機器を使うことはまずない。iPhone用にモバイルバッテリーを買ったこともあり、PCから充電することもあまりない。移動中といえば、音楽でも聞いて書類を作ったり程度。異動先であれば、プレゼンのために映像出力が必要になるが、その移動中に充電が出来ていれば問題はない。プレゼンする時もコネクター繋ぐので、そこに充電するポートがあれば、それだけで良い。

http://jp.techcrunch.com/2015/03/11/20150310apples-latest-betrayal/

この記事ではなんだか怒っているらしい。正当だと言う。

http://jp.techcrunch.com/2015/03/10/20150309apple-decries-death-to-all-the-portsky8k6vw29y/

この記事は人気だった。

けどね、もっとよく考えて欲しいのです。
自分の行動を考えたら、実に理にかなっている選択をAppleはしていると思うのです。Macが切り離すというアクションを取る理由は、他とは違った考えをする会社なんです。あったら便利とか、普通あるでしょ、みたいなことに対して、ちゃんと考えている。アップルがそういう「普通」を維持し続ける方が、消費者にとっての裏切りなのだ。私なんて、コネクターが汚れるから、何かキャップみたいなのがあった方がいいかな、なんてことを考えていたくらいだから、むしろコネクターなくて良かったと思ってる。

Appleユーザは、Appleが示した方向に進んでいるのであって、その船の船頭はやはりAppleなんです。クルーであれば、船長の言うことを聞いた方が良い。しかもゴールドのPCなんて、溜まらないよね(笑。

AppleWatchの登場で感じたけど、もしかしたら、僕たちはもう電話すらいらないのかもしれない。待機であれば1日持つであろうMacBookがネットワークに繋がり、AppleWatchでハングアウトしたりして音声通信、必要に応じてFaceTimeを使うとかね。

理想の仕事の仕方が見えてきた。自分のオン/オフを示すのは、ネットワークに接続しているかいないか、で良いのではないか。いつでも繋がる電話の過剰さに気付いている人は少なくない。iPhoneを捨てて、AppleWatchとMacBookで生活してみるのも良いかもしれない。

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